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Obsidianノートと公開記事を混ぜない

目次

Second Brain Labで採用する二層モデル。Obsidianの元ノートと公開Markdown記事を分け、理解だけを知識資産として出す。

Second Brain Labでは、Obsidianのノートと公開記事を直接混ぜない方針にしています。 これは少し遠回りに見えますが、長く運用するためには重要な設計です。

Obsidianには、粗いメモ、引用、個人的な文脈、まだ検証していない仮説が入ります。 一方で、公開記事は読者が読める形に整えた文章である必要があります。 この2つを同じものとして扱うと、保存の自由さと公開の読みやすさがぶつかります。

何に困っていたか

Obsidianを公開サイトと直結すると、最初は楽に見えます。 保存したノートがそのまま記事になれば、手間は少ない。 でも実際には、公開できない情報や、自分用のメモ、途中の考えも混ざります。

その結果、ノートを書くときに「これは公開して大丈夫か」と考えてしまいます。 すると保存のスピードが落ちます。 Second Brainとして一番大事な、雑に置いてあとで育てる自由さが弱くなります。

Obsidianに何を保存するか

Obsidianは作業場です。 きれいな文章でなくて構いません。

  • 気になったURL
  • AIとの会話ログ
  • 読書中の断片
  • 自分用の判断メモ
  • 途中で詰まった開発メモ
  • 公開するかまだ決めていない仮説

ここでは、まず残すことを優先します。 公開品質を求めるのは、記事化すると決めた後で十分です。

公開記事は理解の編集物にする

サイト側の記事は、Obsidianのコピーではありません。 Obsidianに蓄積したものを読み返し、自分の理解として編集したものです。

そのため、記事本文には元ノートの全文を貼りません。 かわりに frontmatter の sourceRefs に、どのノートやVault相対パスをもとにしたかを残します。

sourceRefs:
  - "AGENTS.md"

この形なら、元ノートとのつながりは残しつつ、読者には整理された記事だけを見せられます。

自分はどう考えたか

この二層モデルの価値は、心理的な安全性にあります。 Obsidian側では遠慮なく保存できる。 公開記事側では読者のために整えられる。

この距離があるから、どちらも中途半端になりにくい。 保存する場所と公開する場所を分けることで、Second Brainは個人的な思考の場として育ち、サイトは読みやすい研究ノートとして育ちます。

実際に試したこと

Second Brain LabのAstro構成では、記事を src/content/articles/ に置いています。 元ノートの参照は sourceRefs に入れ、本文では「何を学んだか」「何を考えたか」「何を試したか」を中心に書きます。

また、公開前チェックで sourceRefs が空のままにならないようにしています。 将来的には、Vault内の実在ノートを確認し、リンク切れを防ぐ運用にしていきます。

読者が真似できる手順

二層モデルは、次のように始められます。

  1. Obsidianには自由に保存する
  2. 公開候補だけに #publish-candidate をつける
  3. 記事化するときに、元ノートから自分の理解だけを抜き出す
  4. 公開記事の sourceRefs に元ノートを残す
  5. 本文には読者が使える手順を書く

この方法なら、ノートをきれいにしすぎず、公開記事も雑になりません。

次に改善すること

次は、Obsidian側で公開候補を選びやすくする仕組みを作ります。 タグ、テンプレート、日次レビュー、週1公開のチェックリストをそろえることで、保存から公開までの流れをもっと安定させます。