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Obsidian Canvas 使い方|考えを並べて頭の中を整理する

目次

Obsidian Canvasの使い方を、難しい設定なしで解説。考えやメモを面に並べて頭の中を整理する方法を、初心者向けにまとめました。

Obsidian Canvasは、考えを画面の上に並べて整理する機能です。 ノートを文章だけで管理するのではなく、カードとして置きます。 カード同士を線でつなぎます。

自分にとってCanvasは、きれいな図を作るための道具ではありません。 散らかった考えを面に並べて、少しずつ整理する道具です。 完成させるより、並べ替えながら考えることが大切です。

Obsidian全体の使い方から知りたい場合は、先にObsidian 使い方(総合ガイド)を見ると流れがつかみやすいです。 まだObsidianを始めたばかりなら、Obsidian 使い方 初心者ガイドから始めると安心です。

この記事では、Canvasを難しく説明しません。 50代で、考えや記憶の整理に悩みやすい人でも、今日から1枚作れるようにまとめます。

Obsidian Canvasって何?

文章の一本道とCanvasの平面の網目を比べた図

Obsidian Canvasは、ホワイトボードに付箋を貼るように、考えを面に置ける場所です。

普通のノートは、上から下に書きます。 文章は順番に並びます。 これは便利です。 でも、頭の中の考えは、いつも順番通りではありません。

やること。 気になっていること。 読んだ本のメモ。 前に考えたこと。 それらが同時に浮かびます。 Canvasは、それをカードとして並べられます。

専門用語では、カードをノードと呼ぶことがあります。 つなぐ線をエッジと呼ぶことがあります。 ただ、最初はむずかしく考えなくて大丈夫です。 ノード=カード。 エッジ=つなぐ線。 この記事では、そう考えます。

Canvasでは、カードを自由に置けます。 近いと思うカードを近くに置けます。 関係があるカード同士を線でつなげます。 つまり、文章ではなく、場所とつながりで考えを見られます。

この感覚は、紙のノートというより、机の上にメモを広げる感覚に近いです。 きれいにまとめる前の、考えるための場所です。

なぜ頭の整理に効くのか

頭の中だけで考えると、やること・記憶・アイデアで脳が散らかる様子

頭の中だけで考え続けると、だんだん疲れます。

覚えておくことが多い。 決めることが多い。 やることが複数ある。 そうなると、頭の中で全部を持ったまま考えることになります。 これはかなり重いです。

考えを画面のカードに外へ出して頭の作業量を減らすイメージ

Canvasが効くのは、考えを外に出せるからです。 外に出すと、頭の中で持ち続けなくてよくなります。 これを少し難しく言うと、認知負荷を下げるということです。 ここでは「頭の作業量を減らす」と考えれば十分です。

たとえば、やることが5つあるとします。 頭の中だけで考えると、どれから手を付けるか迷います。 でも、Canvasに5枚のカードとして置くと、見え方が変わります。

近いものを近くに置けます。 先にやるものを左に置けます。 あとでやるものを右に置けます。 関係があるものを線でつなげます。 それだけで、頭の中の混み合いが少し減ります。

自分にとってCanvasの良さは、考えを完成させなくても使えるところです。 書きながら考える。 動かしながら考える。 つなぎながら考える。 この順番でいいです。

最初から正しい地図を作る必要はありません。 むしろ、最初は散らかっていて大丈夫です。 散らかりを画面の上に出せるだけで、考える余白が生まれます。

まず1枚作ってみる

Canvasでカードを2枚作り線でつなぐ3ステップ

最初は、1枚のCanvasにカードを2枚置き、線でつなぐだけで十分です。

ここでは、操作を飛ばさずに書きます。 難しい設定は使いません。

  1. Obsidianを開きます。
  2. 左サイドバーの新規キャンバスアイコンをクリックします。
  3. 新しいCanvasが開きます。
  4. キャンバス上の何もない場所をダブルクリックします。
  5. カードが1枚できます。
  6. そのカードに、今気になっていることを短く書きます。
  7. 少し離れた何もない場所を、もう一度ダブルクリックします。
  8. 2枚目のカードができます。
  9. 2枚目のカードに、関係しそうなことを書きます。
  10. 1枚目のカードの端にある塗りつぶし円を探します。
  11. その塗りつぶし円を、2枚目のカードへドラッグします。
  12. 2枚のカードが線でつながります。

Canvasで使うのはカードと線だけという基本図

ここまでで、Canvasの基本は体験できます。 カードを作る。 カードをもう1枚作る。 カード端の丸を別カードへドラッグして線でつなぐ。 この3つです。

線は、カード同士の関係を表します。 線上の文字はラベルと呼びます。 最初はラベルまで入れなくても大丈夫です。 まずは、つながっていることが見えるだけで十分です。

たとえば、1枚目に「最近、物忘れが増えた」と書きます。 2枚目に「メモを1か所に集めたい」と書きます。 この2枚を線でつなぐと、悩みと対策が見える形になります。

もう1つ例を出します。 1枚目に「読んだ本の内容を忘れる」と書きます。 2枚目に「気になった言葉をカードにする」と書きます。 線でつなぐと、困りごとと次の行動が並びます。

大事なのは、きれいに書くことではありません。 画面に出すことです。 並べることです。 つなぐことです。

慣れてきたら、ノート、画像、PDF、YouTubeもドラッグ&ドロップでCanvasに配置できます。 ただ、最初から全部やろうとしなくて大丈夫です。 まずはカード2枚と線1本です。

50代の身近な使い方

Canvasは、日常の小さな整理に向いています。

1つ目は、やることの整理です。 頭の中にある用事を、1つずつカードにします。 病院の予約。 家族への連絡。 仕事の確認。 買い物。 それぞれをカードにして並べます。

急ぐものを左に置きます。 あとでいいものを右に置きます。 関係があるものを近くに置きます。 それだけで、何から始めるかが見えやすくなります。

2つ目は、読んだ本のメモです。 本を読んだあと、覚えておきたい言葉をカードにします。 気になった考えをカードにします。 似ているカードを近くに置きます。 反対の考えは少し離して置きます。

読書メモは、上から順にまとめようとすると疲れます。 Canvasなら、概念の近さで並べ直せます。 自分の理解の地図を作る感覚です。

3つ目は、考えごとの棚卸しです。 気になっていることを全部カードにします。 たとえば、仕事、健康、家族、お金、学び直し。 それぞれをカードとして置きます。

そのあと、関係がありそうなものを線でつなぎます。 すると、ばらばらに見えていた悩みが、実はつながっていると分かることがあります。 逆に、関係ないものまで一緒に悩んでいたと気づくこともあります。

Canvasは、正解を出してくれる道具ではありません。 でも、考えを外に出す場所になります。 外に出すと、見直せます。 見直せると、少し落ち着いて考えられます。

上手くやるコツ

最初は散らかっていても並べ替えながら考えればいいというコツ

Canvasは、きれいに作ろうとしない方が続きます。

最初から完成図を作ろうとすると、手が止まります。 どこに置くべきか。 どの線をつなぐべきか。 見た目をどう整えるべきか。 そこで悩むと、Canvasの良さが消えます。

最初は乱雑でいいです。 カードが斜めに並んでもいいです。 場所が変でもいいです。 線が少なくてもいいです。 まず置きます。 あとで動かします。

Canvasの良さは、並べ替えながら考えられることです。 カードを動かすと、考えの距離感も変わります。 近いと思っていたものが遠く感じることがあります。 別だと思っていたものが、線でつながることもあります。

完成を目指さないことも大切です。 Canvasは、発表資料ではありません。 自分の頭の中を外に出す作業場です。 作業場なので、途中で止まっていても構いません。

使い方の目安は、次のくらいで十分です。

  1. 思いついたことをカードにする。
  2. 近いものを近くに置く。
  3. 関係があるものを線でつなぐ。
  4. 気づいたら並べ替える。

このくらいで使うと、Canvasは続きます。 特別なセンスはいりません。 整理が苦手でも使えます。 むしろ、整理が苦手な人ほど、いったん面に出す価値があります。

よくある質問

Obsidian Canvasは初心者でも使えますか?

使えます。最初はCanvasを1枚作り、カードを2枚置いて線でつなぐだけで十分です。きれいな図を作るより、頭の中にある考えを外に出すことを優先します。操作は少なく始める方が続きます。

Canvasと普通のノートは何が違いますか?

普通のノートは上から下へ書きます。Canvasはカードを面に置き、近いものを近くに並べられます。順番より関係性を見たいときに使いやすいです。考えの距離感を目で確認できます。

何を書けばいいか分からないときはどうしますか?

今気になっていることを1枚のカードにします。次に、関係しそうなことをもう1枚作ります。最初から整理された言葉にしなくても、短いメモで大丈夫です。言葉が粗くても、置くことで考えやすくなります。

Canvasはきれいに作らないと意味がありませんか?

きれいに作らなくて大丈夫です。Canvasは完成図ではなく、考えるための作業場です。乱雑に置いて、あとから動かしながら考える方が使いやすいです。途中の状態を残しても問題ありません。

50代の記憶整理にも役立ちますか?

役立ちます。覚えておくことを頭の中だけで持たず、カードとして外に出せるからです。やること、読書メモ、考えごとを面に置くと見直しやすくなります。忘れる前に置ける場所として使えます。

参考にした情報源

この記事はObsidian公式ドキュメントと、Canvasを実際に使っている複数の解説記事を参考にまとめました。